どうも、キャプテンです。
去る2022年9月15日、東京ゲームショウ2022へ行ってきました。
これまでのTGSでは物販が9ブース側に独立してましたが今年は7,8ブース側にあって実質縮小かな、という印象を受けました。SIEの展示も無かったですし。
相変わらず人が多くて試遊もしづらく、いつも通りブラブラ歩いて見回っただけで終わりました。
昔は会場に行けば体験版のソフトを配っていたり、ソシャゲのブースで限定キャラが貰えるシリアルが書いたカード配布してたりして現地に行く楽しさがありましたが、
今となっては体験版はすべてオンラインで配信されるし、ソシャゲブースもほぼ消滅。
会場に行ってできることは
・展示を見る
・長時間待って試遊する(人気タイトルは整理券がすぐ無くなる)
程度ですね。
ちょっと寂しいなと感じました。
どうせなら、たとえば
ブースにSwitchのドックが沢山設置されていて、来場者は自分のSwitch本体を持って行ってドックにセットすれば会場のネットワークからのみダウンロードできる限定のDLCがもらえる(モンハンだったらイベクエとか)
などがあれば、お金を払ってわざわざ幕張まで足を運んだ来場者にとってもメリットがあるのにな~、なんてことを考えていました。
まぁTGS側にも企業側にも1円もメリットは無いので実現はしないでしょうね。
前回行ったTGS2019ではその前年の「これからVRの時代が来る!」と言わんばかりのVR推しの結論を出したような展示だったなという記憶があります。
(とはいえVRもVHSのようにアダルト分野では破竹の勢いだそうですね、歴史は繰り返す)
今年の目玉はメタバースということになってましたね。
今回のTGSでもメタバースで起業した会社のブースがあったり、Meta社が1兆円かけて作ったメタバースがショボかったりと、なにかと話題に事欠かないですが果たしてこのメタバースとやらは成功するのでしょうか?
個人的には単なるバブルであって、世界に変革をもたらすのは難しいだろうなと思っています。
メタバースの定義としては
「コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、3次元の仮想空間やそのサービスを指す」(wikipediaより)
とのことです。
コンピュータの中の仮想空間?
というと、ファミコンでドラクエをやると、ゲームの中には現実とは別世界がありますからそれはメタバースなのか?
→定義に照らし合わせると、3次元じゃないから違いますね。
じゃあモンハンみたいに3Dグラフィックのゲームでオンラインプレイをやると、それがメタバース?
→ファミコンのドラクエよりは近くなった気がしますね。
3Dグラフィックのオンラインゲームで、ゲーム内でショッピングできるのがメタバース?
→定義通りですが、昔話題になってイマイチ流行らなかったセカンドライフなどですね。
という感じで、メタバースというもの自体は既に存在していて、でも流行らなかったそれに対して新しく名前を付けて、「黎明期だ」と言わんばかりの人たちが集まってバブルが起きている、そんな風に見えてしまいます。
きっとみんな分かっている事だと思いますが、メタバースの最終到達地点は映画「マトリックス」の世界のように、人が仮想空間の中で五感に働きかけられ、生理的欲求を満たすことすらできるレベルで没入するもの、だと思います。
でも現在の技術ではそれは不可能なので、
「実現不可能なもの」と「既存の技術で進化可能な到達点」
との乖離に違和感を感じている人は多いのではないでしょうか。私のように。
いずれにしても私は
VRゴーグル付けてアバター作ってわざわざ3D空間を歩き回って通販するならAmazonや楽天で検索してポチる方が楽だし、
いちいち仮想空間の中でよその人とコミュニケーション取っていたいとも思わないので、自分が利用する事は無さそうだなと思います。
こんな風に言ってる私のような人間が、蓋を開けてみれば毎日メタバースに入り浸る生活をせざるを得なくなってる世界が数年後に訪れているかどうか・・・楽しみですね。
新しい技術や新しい物はなんだかんだで好きなので。
先日、テレビ番組
「BS1スペシャル 欲望の資本主義2022夏 特別編 『メタバースの衝撃 デジタル経済のパラドックス』」
の中に出ていた方が
「これから多くのサービスが生まれて、その中のほんの1つ2つが生き残って、それがメタバースと呼ばれるようになると思う」
と仰ってました。
少なくとも今われわれが生きている時代では、そこが現実的な終着点だろうなと思います。
ではまた。